このページでは、FPに住宅ローンの相談をするメリットについて紹介しています。
FPに相談できる内容や、FPと住宅FPの違いについても解説していきます。
住宅を購入したいと考えたとき、FPには次のような相談をすることができます。
住宅ローンの資金計画は、FPに試算してもらうことができます。
住宅を購入する際には、不動産会社から住宅ローンの紹介があります。その中からローンを選ぶ人も多いかもしれませんが、必ずしもそれが最適とは限りません。
住宅ローンを扱っている金融機関はほかにも数多くあるため、不動産会社から紹介されたものだけでなく、ほかのローンにも目を向けてみましょう。
FPと共にどの住宅ローンが良いか一緒に考えることで、より自分達に合ったローンが見つかるかもしれません。
そこで住宅ローンの金利については、選び方から詳しい説明まで、FPにさまざまな相談をすることができます。金利を含む返済額や、繰り上げ返済をした際のシミュレーションなどなど。
そもそも住宅ローンの金利は「固定金利」・「変動金利」・「固定金利期間選択型」と3種類に大別されており、金融機関ごとに利率も異なります。
金利選びは住宅ローンの返済において、かなり重要なのです。
住宅ローンでの融資は、利用できる金額が誰でも一定というわけではありません。申請する人の年収や勤務年数などによって個別に決められています。
ただし、融資が下りたからと言って、借入可能額の上限まで住宅ローンを組むのはおすすめできません。住宅ローンの負担が大きくなると、経済的に無理なく生活を送るのが難しくなるためです。
借入可能額についてFPに相談することで、生活スタイルに合わせた住宅ローンの借入可能額を提案してもらうことができます。
住宅ローンや借入可能金額などの住宅購入の最初に相談したいことのほか、住宅購入後にもかかわる返済計画について相談できる点も特徴です。
住宅ローンは、5年、10年、20年と長きに渡り続く、言わば借金でもあります。そのため、住宅ローン返済に多少なりとも不安を抱える人もいるでしょう。家族の望むライフステージのなかで、無理なく返済が可能な金額なのかを検討することは住宅購入時の大切なポイントです。
収入や生活スタイル、暮らしのなかで優先していることなど、自分たち家族の暮らしをベースとした返済計画を一緒に考えてくれるFPへの相談は、住宅購入時のお金の不安解消にも役立つ方法の一つといえます。
FPに相談して得られるメリットの中でも、「無理な返済計画になりにくい」という点は、生活そのものに直結する大切な事柄です。
住宅ローンの返済計画は、最長で35年。これは25歳で住宅を買ったとすると、60歳までローンを支払い続けなければならない計算になります。実際にはもっと遅く家を購入する人も多く、そうすると65歳、70歳と、高齢になるまで支払いが続くこととなるのです。
このように長期間にわたって住宅ローンの支払いをしなくてはならないため、将来を見据えた返済計画を立てることはとても重要。逆に、その返済計画を上手に立てられなかった場合は、最悪ローンを支払い続けることができず家を手放すはめになりかねません。
返済計画は、今後予定されている場合であれば結婚や出産、子供のための教育費、さらには老後資金などもしっかりと考えた上で組んで行かなくてはならないのです。
しかし、住宅購入ともなれば、どうしても人は家の間取りやデザインに考えが行きがちになり、その間も仕事をしていることなどもあって、時間をかけて返済計画を練ることが難しい場合もあります。同時に、一般の人にとっては、これから何十年という先の未来を考慮した返済計画を立てること自体、慣れているとは言えず、困難な場合も。
住宅ローンのことで悩んだり、上手に組める自信がないときには、FPに相談することで適切な返済計画を立てられるようになります。
ローンなど、住宅購入について相談できるばかりでなく、家計や保険の見直しが可能なのもFPのメリットです。
前述した通り、住宅購入についてFPに相談の際も、今後必要となるさまざまな費用を考慮した上で住宅ローンの返済計画を立ててもらうことができるのです。
特に、毎月支払い続ける保険などは、見直しを行ったほうがメリットを得られる可能性があります。毎月1万円の違いだったとしても、1年で12万円、10年で120万円と、金額は長い年月が経つごとに大きくなってしまうからです。仮に、家計や保険をこうして上手に削減できれば、その分の資金を住宅ローンの返済に回すこともできますし、旅行などの代金として使うこともできます。住宅を購入することで生活が変わるタイミングの家庭も多いことでしょう。それは、家計や保険の見直しをする絶好の機会とも言えるのです。
また、FPに家計や保険の相談をすることで、自分達では気づけなかった余計な浪費を発見できる可能性があります。例えば、食費や衣類の費用がかかりすぎていたり、光熱費が一般の家庭よりも消費されているといった点です。
特に、保険は一般の人には、保険の種類や保険会社ごとの特徴や違いなどわかりにくいものです。知識のないままに保険を選んでしまうと、いざというとき意味をなさないことも考えられます。FPとよく相談してから選んだほうが、自分達にぴったりの保険に出会いやすくなります。
FPは住宅ローンについてさまざまな知識を持っており、相談する側にとっては今後、別のローンを組むときにも参考にすることができます。例えば、営業スタッフも仕事ですから、住宅でもなるべく高い価格のものを売却したいという思いがあります。言われるままにローンを組むと利用者の金銭的な負担が長く続くことになる懸念が…。そんなときもローンに関する知識を持っていると、無理や契約なども断りやすくなります。
また、住宅ローンは現在、銀行の数も多く、たくさんの種類があります。一般の人であれば、住宅ローンは頻繁に利用するものではなく、人生で1度ということも少なくありません。大半の人が、どの住宅ローンが自分達に合っているのかわからないことが多いはず。 しかし、そんなときでもFPに相談すれば、詳しく丁寧に説明してもらうことができ、さらには自分の知識としても身につけることができるのです。
さらには、住宅ローンを組もうとすると、普段は耳慣れない専門用語などにふれることになります。住宅ローンでは元金を借りる際に使用料として「金利」を上乗せして支払うこととなりますが、その金利の水準は一定ではなく変化するのです。そのため、ローンを組む際は現在の金利水準を知ることが大切になります。また、その金利自体にも種類があることをご存じでしょうか。金利を選ぶ際は、それぞれの特徴もよく理解していなければなりません。
住宅ローンを組むときは、まずFPに相談し、金利を始めとした知識を把握しつつ選んでみてください。
FPは、独立系FPと企業内FPに分けられます。お金の専門家としてサポートする点では同じですが、それぞれには違いがあります。
例えば、独立系FPへ相談した場合の特徴としては、住宅購入だけでなく、総合的な資産計画を立てられること、中立な立場からの意見を聞くことなどが可能です。
企業内FPの場合は、一つの企業に属し専門家としてアドバイスしながら、自社商品の中で最適なプランの提案を受けられることが特徴でしょう。企業内FPは、金融機関や住宅メーカー、不動産会社に在籍しているケースも多く、住宅購入の相談から住宅ローンの契約や家づくりまで相談できることもあります。
すでに決まった商品を検討してる場合に、相談から契約手続きまでワンストップで進められるという点はメリットといえるでしょう。
FP(ファイナンシャル・プランナー)とは、直訳すると「金融プランナー」の意味。ただし、日本における実際のFPは皆、生活設計そのもののプランナーとして活躍しています。
一人ひとりの人生において、その家庭ごとに適した税制、不動産、保険などの資金計画を立てたり、目標が叶うよう共に考え、サポートを行う専門家のこと。そのため、特に金融関係には幅広い知識が必要となり、検定を受け資格として持つことができます。
資格として認められているだけに、FPの業務は多岐に渡ります。家庭ごと、個人ごとに、ライフスタイル・価値観、そして経済環境には違いがあります。さらには相談者の立場についても考える必要があります。そうした家庭や個人の個性を尊重しつつ、収入と支出の内容や、資産や負債、保険といったさまざまな情報を把握し、現在の状況を見極めなければなりません。
加えて、FPの業務では、弁護士・税理士・社会保険労務士といった専門家とも協力し合い、ファイナンシャル・プランニングを行っていくこともあります。
ただ、一口にFPと言っても、これまではいったいどんな業務を行っているか、あまりピンと来なかった方も多いのではないでしょうか。しかし、これから先の時代は、ますますFPの存在が必要とされるのではないかという見通しがあります。
現代の日本ではかなり長期間にわたって、物価は上がるのに賃金はそのまま、もしくは逆に下がってしまった…というケースが多々見られます。さらには新型コロナウィルスや、気候変動・紛争による世界的な不況がいつ起こるとも知れません。
いざというときのためにも、FPのサポートによる将来を考えた資金計画が大切になってきています。
FP(ファイナンシャルプランナー)の業務は前述したように多岐にわたっています。そんな中でも「住宅FP」は、住宅ローンを始め住宅購入の資金計画に特化したFP。
住宅を購入する際にはほとんどの人が住宅ローンを組みます。しかし、あとあとの返済計画を考慮せず、不動産会社に勧められるまま予算をオーバーした家を買ってしまうと、返済途中で無理が生じてしまうかもしれません。
住宅を購入する際は現在の収入・支出ばかりではなく、5年・10年、さらには20年後といった将来の経済状況も考慮しなくてはならないのです。住宅FPと相談し、上手に住宅ローンの返済計画を立てれば、家族旅行やリフォームの予算も充分に捻出することができるはずです。もちろん貯蓄にあてることもできるので、生活には余裕が生まれます。
住宅FP以外には、日本住宅購入診断士協会が認定する「住宅購入診断士」も住宅購入についての相談を受け付けています。
住宅購入診断士は住宅ローンなどの資金計画だけでなく、良質な住宅会社や工法・間取りの案内、営業のデメリットについて一緒に考えるなど、住宅購入についてはより広い範囲の相談に乗ってもらうことができます。
一方のFPは、住宅ローン以外にその家庭の家計全般や、保険も同時に見直しをすることが可能です。住宅購入における資金計画という点においては、住宅FPが最も特化していると言えるでしょう。
FP・住宅FP、そして住宅購入診断士の違いがおわかりいただけたのではないかと思います。ここでは住宅購入と住宅ローンの返済計画にしている住宅FPについて、特に注目させてもらいました。
住宅FPの認知度はまだまだ世間では低いものの、その存在を知っておけば、住宅購入の際には強い味方になってくれるはずです。
何よりも住宅FPは住宅ローンに特化しているのが長所。現代における家族の形は多様です。その家庭ごとのライフスタイルがあり、資金計画にもさまざまな個性が。住宅FPであれば、高い専門性を持っているからこそ、色々な生活スタイルの家庭にも対応してもらうことができます。
住宅を購入するつもりであれば、まずは住宅FPに相談してみましょう。
引用元:おうちの買い方相談室
(https://ouchino-kaikata.com/)
住宅購入の支援事業を中心に、子どもにお金の大切さを教える「キッズマネースクール」や保育園まで展開している、子育て世代を応援するビジネスを多く展開しているGOEN株式会社が運営する、何回通っても無料の住宅相談カウンター。
「おうちの買い方相談室」では、ファイナンシャルプランナー(FP)の中でも住宅に特化した「住宅FP」と日本住宅購入診断士協会認定の「住宅購入診断士」という、マイホーム購入の専門家が在籍。
資金計画と住宅選び、それぞれの分野について有資格者が客観的な立場でアドバイスを行っています。
ただ家を買うのではなく、家族との思い出の箱としての家を手に入れる、そして理想的な家を購入しながらも一生お金の心配をすることがない家計をつくる、そんなお手伝いをしています。