「一番ゆずれない」こだわりを予算内で実現する近道は、ライフプランに基づいて資金計画を立てることです。
今回、当メディア「やさすまっぷ」の取材協力をしてくれた「おうちの買い方相談室」さんのご紹介で、誰もが憧れる「おしゃれな家」を無理のない返済計画で手に入れたAさんとお話をさせていただく機会をいただきました。
「おうちの買い方相談室」でどんなことを相談したのか、どんな提案を受けたのかをインタビュー。予算オーバーでも安心して暮らせる理由とは?マイホーム購入の経緯について、語って頂きます。
Aさん
もともと2LDKの賃貸に住んでいました。メゾネットだったんですが、子どもが3歳と1歳なので、特に上の子は騒ぐわけですよね。ソファーから飛び降りたりとか。それでつい「危ないよ~」じゃなくて「うるさい!」と叱ってしまう。これは良くないな~と思っていました。
Aさん
使い勝手も良くないんですよね。妻はきれい好きなので、その日のことはその日のうちにやりたい、みたいな感じなんですが、子どもを寝かしつけてから家事をして、夜中3時4時までかかって朝7時に起きる、という生活でした。
Aさん
そうですね。一方で、当時、私は不動産会社で住宅の営業をしていたんですが、色んなお客さまと住宅展示場を見るうちに、「家っていいな、持てるなら持ちたいな」と思うようにもなりました。その時に、お客さまにご案内した家で自分でもすごく気に入った家がありまして。お客さまが購入されなかったので、それなら!と自分が購入しました。
Aさん
築48年でボロボロなんですが、場所とか日当たり、隣との距離感、立地ですね。予算・資金計画的にも理想に叶うな~と思って、妻が料理しているときに「ごめん、ちょっと家買って良いかな?」って言いました。
Aさん
怒りませんでしたが、本当にボロボロの家だったので、写真を見て「え?なんで?」とはなりました。でも「これめっちゃ変わるから、どう変わったか見に行こう」って、リノベーション後の家を見せたら気に入ってくれて。「これがこう変わるの?ならいいんじゃない」みたいな感じで、2日で家を買いました。
Aさん
僕自身興味があって、ある程度読み解いてはいたんですが、この先年収が増えていくかも分からないし、妻が働くか、子どもの進学とかで具体的に将来いくらかかるのかも知らないので、やはりちゃんと相談した方が良いなと思いました。あと、妻がどんな風に考えているのかも知りたかったです。
Aさん
僕は大学進学はさほど重視していないですが、妻は行かせたい、みたいなところもありましたし。
Aさん
仰るとおりです。色々聞き出してくれて、アドバイスもしてもらいながら、金額などを提示してくれました。
Aさん
僕自身、普段からお金のことは考えているので、そんなに意外なことはなかったですが、僕の意向と妻の意向を確認できたのは良かったなと思います。あと、僕は結構投資をしたりして将来的に備えているんですが、逆に、「投資しすぎです」「投資に回しているお金を少し削って生活に回した方が良いんじゃないか」といったアドバイスをもらいました。
Aさん
3,000万円の予算でしたが、最終的に3,500万になりました。リフォームしていくうちにどんどん金額が積み上がって。
Aさん
9万6千円です。賃貸の時は月6万7千円くらいでした。
Aさん
実は、ローンの審査は3,500万で通っていたんですね。3,000万円で抑えたかったけど、3500万円くらいになるだろうと思っていたので、予想通りになっちゃったな、という感じです。ただそれで何かを我慢することはないですね。それこそ貯蓄に回す部分を少し減らしたり、あとは、頑張って稼げばいいんじゃないかな、と思っています。
Aさん
逆に、僕は、どんなにライフプランニングをして「旅行何回行きたい」「車を何回買い替える、10年乗ります」とか言っていても、絵に描いた餅だと思っているんです。実際はどうなるかわからない。だからこそ、35年の返済期間の中で、オーバーしたところをどうやって返していくか、という計画を、これからも細かく、金利とか維持費、生活費とかリアルな数字を入れ込みながら考えていく方が大切だと思っています。
Aさん
そうです。今後も毎年「おうちの買い方相談室」でメンテナンスをお願いしようと思っています。プラン通りいってるか、支出オーバーになっていないかか、余剰金出たら活用しましょう、みたいに毎年確認してもらおうかと。
Aさん
個人的には、無理に繰り上げ返済をするよりも、定年を迎えたときに「いかに手元に現金を残しておくか」を重視しているんです。住宅ローン完済したけど貯金がない、という状況よりも、残債は500万円あるけど貯金が2000万あります、という方を目指そうかなと。がん団信も付けていますし、「返そうと思えばいつでも返せる」くらいの現金を持って精神的な安定を保ちたい、というのが自分の計画ですね。その理想に近づくために、いつでも相談に乗ってくれる環境があるというのが嬉しいです。
Aさん
第三者と答え合わせしたいというのもあるし、妻にも、専門家から言ってもらった方が情報が伝わりやすいですからね。
Aさん
当然固定金利も考えてもらいながら、僕の職業や性格、資産なども考えて「変動で良いのでは?」とアドバイスをもらいました。転職して間もなかったこともあり、ローンの通しやすさも考えて、地銀の変動を選びました。35年返済です。
フルリノベーションでシンプルかつ機能的でおしゃれなお住まいに大変身。随所にこだわりが満載です!
ちなみにリノベーション前の状態は…
Aさん
もともとは93平米くらいだと思います。敷地は160坪くらい。庭がものすごく広いんです。庭でバーベキューとかする時も、友達の車を沢山停められます。
Aさん
すごく喜んでくれています。3歳の女の子と1歳の男の子なんですが、長女は「ここいいかんじだね」とか言って嬉しそうにしてくれていますね。
Aさん
そのせいで予算オーバーなんですけど(笑)夫婦ですごくこだわりましたね。妻は実用的な部分で、家事の動線とかこだわっていますね。オール電化なんですけど、ガスで幹太君を入れたりとか。あとは、旧耐震基準の家を現行基準の耐震等級3相当にすることもできました。
Aさん
書斎は欲しかったですね。あとは、広い庭が見えるキッチンと、日当たりの良いリビングですね。もともとの間取りなんですが、ここが気に入ったので、大切に残しながらリフォームしました。日中は電気がいらないほど日当たりが良いリビングで、寝転がりながら本を読んでいるのが一番幸せですね。
Aさん
そもそもリビングで寛げるような場所がなかったので、そこは違いますね。お風呂場も広くなったので、子ども2人を同時に入れられるようになって効率もよくなりました。妻の機嫌も良いと思います(笑)
Aさん
庭です。もともと坂道を上ったところにある家で、坂道も急で擁壁もあって車が入りづらかったので、なだらかにして擁壁も壊して入りやすくしました。あと、妻が虫嫌いなので、芝とかじゃなくて全面コンクリートにしたりとか。家の床材も杉の無垢にしました。傷は付きますけど、香りが良いし、冷たくないですね。
Aさん
本当にそう思います。
Aさん
支出と収入の実データを元にした返済計画や、どこにどんなお金を掛けていくのかという計画を、理想と現実、それをもとに未来を描くサポートをして欲しいと思います。
Aさん
まずは、話を聞いてもらうのがいいと思います。今、YouTubeとかいろんな情報があるんですけど、どれも一般論なんですよね。なかなか漠然とした不安は解消できないので、「おうちの買い方相談室」で思いを伝えて、自分の状況に合った情報を教えてもらうのが良いんじゃないでしょうか。
僕は、家は箱だと思うので、賃貸で幸せなら賃貸でもいいと思います。でも家が欲しいならなぜ家が欲しいのか、この家が欲しいならなぜこの家なのか、じゃあそのために計画をしましょうとか、色んな情報を知った上で選択するために、家の買い方を知っておくべきだと思いますね。
Aさん
住宅ローンとか建築費ばかり目が行きがちですけど、返し方ですよね。「4,000万、高い!」だけじゃなくて、35年かけてどうやって返していくか、総支払いを考えた方が良いと思います。「おうちの買い方相談室」では、「そういう考え方がもあるんだ!」という話をいっぱいしてくれたので、視野が広がったし、おかげで理想を叶えることができました。
住宅購入の総額 | 約3,500万円 |
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坪数 | 160坪 |
月々に返済している金額 | 96,000円 |
組んだ住宅ローン | 地銀での変動金利 |
返済期間 | 35年 |
引用元:おうちの買い方相談室
(https://ouchino-kaikata.com/)
住宅購入の支援事業を中心に、子どもにお金の大切さを教える「キッズマネースクール」や保育園まで展開している、子育て世代を応援するビジネスを多く展開しているGOEN株式会社が運営する、何回通っても無料の住宅相談カウンター。
「おうちの買い方相談室」では、ファイナンシャルプランナー(FP)の中でも住宅に特化した「住宅FP」と日本住宅購入診断士協会認定の「住宅購入診断士」という、マイホーム購入の専門家が在籍。
資金計画と住宅選び、それぞれの分野について有資格者が客観的な立場でアドバイスを行っています。
ただ家を買うのではなく、家族との思い出の箱としての家を手に入れる、そして理想的な家を購入しながらも一生お金の心配をすることがない家計をつくる、そんなお手伝いをしています。