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住宅購入「頭金」の用意

⽬次

家を購入するときの頭金はいくら必要?

頭金とは、住宅ローンを用いて家を購入する際、最初に支払う自己資金のこと。土地や家屋といった不動産の価格から、住宅ローンの借入額を差し引いた部分が該当します。

国土交通省の2020年度住宅市場動向調査報告書によると、この頭金の額は住宅の一次取得・二次取得で異なることが分かります。ちなみに一次取得者とは初めて住宅(新築・中古問わず)を購入する世帯主のこと、二次取得者とは住宅の買い替えを行う世帯主を指します。

住宅市場動向調査報告書によると、一次取得の頭金は注文住宅989万円、分譲戸建て住宅775万円、分譲マンション1,124万円、中古戸建て住宅876万円、中古マンションは818万円となっています。

※注文住宅の調査エリアは全国、その他住宅は3大都市圏での調査結果。

二次取得の頭金は、注文住宅2,719万円(土地購入を伴う新築世帯)、分譲戸建て住宅1,854万円、分譲マンション3,294万円、中古戸建て住宅1,745万円、中古マンション1,600万円となっています。どの住宅種別でも一次取得者より二次取得者の頭金のほうが多いですが、二次取得者はすでに所有している不動産を売却して頭金に充当できるからであると考えられます。

参照元:国土交通省 2020年度:住宅市場動向調査報告書[PDF](https://www.mlit.go.jp/common/001401319.pdf

住宅購入価格の10~20%が頭金の目安

では、住宅購入における頭金はどれくらい必要なのでしょうか。理想的なのは購入金額の20%以上で、住宅価格が2,500万円であれば500万円以上は確保しておきたいところ。分譲戸建てや新築マンションの場合は、購入金額の10%を手付金として請求されることもあるため、最低でも10%は準備しておくと安心です。

頭金は多ければ多いほど住宅ローンの借入額が減り、毎月の返済負担を軽減できるのがメリット。また、住宅ローンの審査にも頭金は大きく影響します。一般的に、購入金額の9割以上を住宅ローンに頼る場合は審査基準が厳しくなりますが、一定額以上の頭金があると金利や保証料が優遇されるといったケースが見られます。

ただ、できるだけ頭金は支払ったほうがよいですが、すべての資金を頭金に充てるのはおすすめできません。急にまとまったお金が必要となったときに対応できなくなりますし、病気・ケガなどで収入が一時的にストップすることも考えられます。こうしたケースを想定しつつ、どれくらいの金額を頭金にできるか考慮しましょう。

頭金ゼロ0でも家は買える?

結論から申し上げますと、頭金ゼロでも家を買うことはできます。もちろん頭金アリのケースより審査はシビアになりますが、審査をクリアすれば購入金額のすべてを融資してもらえることもあります。

ただし、「頭金なしで買える」ということと、「頭金なしで買っても大丈夫」は同じではありません。頭金はできるだけ多くしたほうが返済負担も軽くなりますし、利息も少なくて済むということは念頭に置いておきましょう。

住宅購入のプロに聞いてみた!
頭金を用意するしないの判断

Q. 頭金をどれぐらい用意するか、
用意するしないを判断するポイントを教えてください

三浦 康司氏
【取材協力】
「おうちの買い方相談室」
GOEN株式会社 代表取締役
三浦 康司氏

「住宅購入診断士」を育てる協会の理事長及び住宅に特化したファイナンシャルプランナー「住宅FP」の協会理事も兼任。家族そろっての食事や子どもの外遊び…といった「家族の想い出の場所」になるはずの家。そんな大切な場所を、ご家族が思い描く人生設計の中で無理なく幸せに暮らす支援ができればと、住宅購入の不安や悩みを何回でも相談できる「おうちの買い方相談室」を発足した。

住宅購入時には、要所要所で住宅以外にかかる現金出費が発生します。頭金を入れてしまった後にその時々の現金支払いができず、追加ローンなどを検討しなければならないケースも。
もちろん、頭金をいくらいれたらよいかは、金融機関や住宅購入支援協会のホームページなどを参考に、自分でも行うことができます。ただし、注意しておくべきは「これらのシミュレーションはライフプランや住宅以外にかかる費用は考慮されていない」ということです。詳しく解説していきますね。

事例を交えて
2,000万円の住宅購入で100万円現金があるとしたら…

頭金として10%は入れられた方がよいはよいですが、もし1割に足らないとしても、100万円全部をいれなくてはいけない、というのではありません。なぜなら、住宅購入には他にも現金で出さなければならない費用があるからです。

もし100万円を頭金として出せそうだ…という場合、現金での支払いが必要な諸費用に充てたほうがよいという判断をするかもしれませんね。仲介手数料・不動産取得税・印紙代・登記費用・司法書士に支払うお金などは基本的に現金となっており、トータルすると100万円を超えることもあるからです。

また、1,000万円の土地を購入する場合、購入金額の3%+6万円の36万円が仲介手数料。手数料は現金で用意してほしいなどとサラッと言われることがあります。こういった場面に備えるといった意味でも、現金はある程度用意しておくべきでしょう。

ご自身で頭金を算段する時の注意点
シミュレーションは一つの指標にしかすぎない

住宅購入の際に頭金をいくら入れるべきかというシミュレーションは、金融機関や住宅購入支援協会のホームページなどを参考に、自分でも行うことができます。しかし、これは入力した数字に対して答えをくれるだけのもの。借入金額を金利何パーセントで何年借りたら月々の支払いはどうなる、といった単純計算をしてくれるだけです。

これに対し、プロのファイナンシャルプランナーは、子どもの教育費用・収入の変化・老後計画といった家族のライフプランに合わせてシミュレーションを行います。それぞれの家族の背景であったり、人生の過程にあるものをシミュレーションに反映できるのが特徴です。

ただし、ここで大切なのは「家を買うこと」に精通したファイナンシャルプランナーに相談すること。ごく一般的なファイナンシャルプランナーにシミュレーションを依頼すると、金融機関やネット上と同様の結果になってしまう可能性があります。ファイナンシャルプランナーにも専門性があり、家の購入に詳しい住宅FPという専門家がいることを覚えておきましょう。

取材協力
まとめ
引用元:おうちの買い方相談室(https://ouchino-kaikata.com/)
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「おうちの買い方相談室」
まとめ

引用元:おうちの買い方相談室
(https://ouchino-kaikata.com/)

住宅購入の支援事業を中心に、子どもにお金の大切さを教える「キッズマネースクール」や保育園まで展開している、子育て世代を応援するビジネスを多く展開しているGOEN株式会社が運営する、何回通っても無料の住宅相談カウンター。
「おうちの買い方相談室」では、ファイナンシャルプランナー(FP)の中でも住宅に特化した「住宅FP」と日本住宅購入診断士協会認定の「住宅購入診断士」という、マイホーム購入の専門家が在籍。
資金計画と住宅選び、それぞれの分野について有資格者が客観的な立場でアドバイスを行っています。
ただ家を買うのではなく、家族との思い出の箱としての家を手に入れる、そして理想的な家を購入しながらも一生お金の心配をすることがない家計をつくる、そんなお手伝いをしています。