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住宅購入とリセールバリューについて考える

皆さんはリセールバリューという言葉を耳にしたことがありますか?

現代では、住宅に限らず、車や衣類など様々な商品のリセールバリューが注目されています。今回は、リセールバリューとは一体何なのか、基本的なことをはじめ、なぜ住宅購入時に考慮すべきと考えられているのかについてお伝えしていきます。

リセールバリューとは?その必要性

リセールバリューとは「一度購入したものを売却するときの価値」のことをいい、「転売価値」ともいわれています。「中古車」や「中古物件」という言葉を耳にしたり、インターネットで見たりすることも多いですよね。そのほか、皆さんにとっても身近なフリマアプリなどもリセールバリューが関係するものの一つでしょう。

元々、中古車の売却等で使われていた言葉ではありますが、扱うものが違うだけで、現代ではとても身近なものになりつつあります。車の買い替えのため下取りに出した場合、購入時と変わらない価格で売却ができれば、購入費用に充てられる額も大きく感じ嬉しいもの。これは住宅についても同じでしょう。

もし何らかの事情で住宅を手放すこととなった場合、売却時の住宅の価値がその後の暮らしに大きく影響します。そのため、住宅購入時に「もしも」の売却を想定して、リセールバリューについて考えておくことは無駄ではありません。

そうは言っても、住宅購入する前から売却のことを考える必要はないのでは?と思う方もいますよね。ここからは、事前にリセールバリューを意識するメリットについてもお話ししましょう。

リセールバリューを意識した住宅購入のメリット

取り扱い価格が大きい不動産の場合、リセールバリューが高いとメリットも大きくなります。さっそく、住宅特有の3つのメリットをお伝えしていきます。

生涯の住宅支出が安く抑えられる

私たちが生活するうえでは、様々な支出が発生します。生活費や教育費といった支出の中でも支出総額が大きいものが住宅支出です。なぜリセールバリューを意識した場合に生涯の住宅支出が抑えられるのか見てみましょう。

■10年居住した住宅を売却した場合

  1. 住宅購入額4,000万円-売却額3,500万円=500万円
    ⇒10年間の住宅支出は500万円(年間約50万円)
  2. 住宅購入額4,000万円-売却額2,000万円=2,000万円
    ⇒10年間の住宅支出は2,000万円(年間約200万円)

上記のように、住宅購入額と売却額との差が小さければ小さいほど、年間の住宅支出が少なく済むことがわかります。

また、近年では都心部など特定のエリアでリセールバリューが100%を上回るケースもあります。このような背景から、リセールバリューを意識した住宅購入は、一般の人たちにとっても主流になりつつあるといえるでしょう。

個人のバランスシートがマイナスになりにくい

バランスシートとは、資産と負債、純資産を区分して表すものをいいます。家計の資産に含まれる項目と負債に含まれる項目を確認してみましょう。

資産 負債
預貯金
株式や投資信託等の投資資産残高
自動車等売却可能な財産
土地・住宅等の不動産
住宅ローン残高
自動車ローン残高
クレジットカード未払い額
純資産(資産ー負債)

資産総額と負債総額のバランス、純資産の額を把握するために利用するバランスシートですが、表を見てもわかるように負債が資産を上回ると純資産がマイナスとなります。

保有する不動産の価値(リセールバリュー)が純資産にも影響するため、あらかじめリセールバリューを意識することで、安定性のあるバランスシートを維持できる点がメリットです。また、住宅購入後も定期的に保有不動産の資産価値を確認し、家計の状態を把握するようにしましょう。

万が一現金が必要になったときの資産になる

住宅購入時と状況が変わり、現金が必要となった場合にも、リセールバリューの高さがポイントになります。

住宅を手放す理由は様々あるかと思いますが、早急に売却しなくてはならないケースもゼロではありません。さらには、住宅ローンが残っている状態での売却となると、ローン残高と売却額が今後の暮らしに大きく影響します。万が一、売り急ぐこととなっても、ある程度の売却額を得ることができれば、住宅ローンを完済することも可能なため、リセールバリューを意識しておくことはメリットといえるのではないでしょうか。

また、何らかの事情により住宅を手放す必要がある場合も、まとまった資金が手元に残れば売却後の生活の助けにもなるでしょう。

リセールバリューを意識するというのは、決してネガティブなことではありません。そもそも自分たちの資産となる土地建物の価値は知っておくべきことです。 「もしも」の備えにもなる住宅購入を検討してみてはいかがでしょうか。

リセールバリューにはプロの視点も欠かせない

ここまで、リセールバリューを意識することのメリットについてご説明してきましたが、どうやって資産価値を見極めたら良いのか悩みどころですよね。

リセールバリューは、特定のエリアの過去の取引価格の推移から推測するものですが、知識がないと難しいもの。不動産取り扱い業者などを含む不動産市場の価格相場を把握しているプロに相談するのがおすすめです。

不動産の資産価値は、土地や建物の様々な特徴を鑑み、需要と供給、実際の取引価格まで幅広い情報から約10年先までの資産価値を想定することとなります。

不動産特有の資産価値の評価方法もあるため、エリアや土地、物件探しのタイミングからリセールバリューについてプロに相談することも検討してみましょう。

山﨑 亜希(やまざき あき)
<プロフィール>
山﨑 亜希(やまざき あき)

保有資格:FP技能士3級、宅地建物取引士 (宅建士)、管理業務主任者

2014年の第2子出産を機に、不動産賃貸経営管理を中心とした事業を展開する不動産会社へ転職。賃貸マンションの維持管理をはじめ、分譲マンション管理組合の運営サポートなどを幅広く経験。同不動産会社に勤務しながら、2019年よりライター活動をスタート。

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まとめ
引用元:おうちの買い方相談室(https://ouchino-kaikata.com/)
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