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住宅購入で後悔をする前に失敗例を知ろう

⽬次

住宅購入を検討している皆さんには、是非知っておいていただきたい先輩方の失敗事例。

「自分たちは失敗しないから大丈夫」と思っていませんか?

確かに、家族構成やライフスタイル、環境が異なれば、全く同じ失敗はしないかもしれません。しかし、「最初に考えておけば良かった…」と後悔する人はとても多いのも事実。失敗・後悔したと感じた理由について知り、自分たちの住宅購入に役立たせてみましょう。

住宅購入後に失敗・後悔した理由

自分たちの理想のマイホームを手に入れたのに後悔しているという人がいる理由は一体何なのでしょう?今回は、よくある6つの事例を紹介していきます。

h3 住宅ローンが重荷になった

住宅購入後は毎月の支出となる住宅ローン。

当然、支払可能な毎月の返済額を設定のうえ、住宅ローンの借入れを行っているはずですが、重荷と感じる方が多く、住宅購入を後悔した理由の一つにもなっているようです。

賃貸住宅の家賃と住宅ローンの月々の返済額が同額程度であっても、住宅を購入した場合は土地や建物の固定資産税がかかります。また、下水整備されていないエリアの戸建て住宅では、浄化槽の定期点検が必要となるなど、細々とした支出が発生することもあります。

年間支出が増えてしまい、これまで家族旅行など娯楽に充てていた費用を削らなければならないといったケースも少なくないようです。

居住人数に対して家が広すぎる・狭すぎる

間取り決めの重要性を物語る失敗事例が、居住人数と建物の広さが合っていないというケース。広々とした庭付きの大きなマイホームが理想という方も多いのではないでしょうか。賃貸暮らしで窮屈と感じていた場合は特に広さへのこだわりがあるかもしれません。また、「ミニマリスト」という言葉を耳にする近年では、比較的コンパクトな住宅の需要も増えてきています。

しかし、いずれの場合も家族のライフプランに合った適切な広さを選択することが大切です。土地や建物が大きい場合、税金だけでなく、将来的に室内の清掃や庭の草刈り等の維持管理が大きな負担になることも。反対に、コンパクトな住宅を購入しても、子どもの成長に応じて物も増え、体も大きくなり狭く感じてしまうといった事例もあります。

近隣住民との付き合いが大変

戸建て住宅であれ分譲マンションであれ、持ち家の場合、近隣の方々との付き合いは避けては通れないものの一つ。分譲マンションの場合は、所有と同時にマンション管理組合員になるため、総会への出席や役員の選任対象となります。同様に、戸建て住宅でも自治会の仕事が回ってくる等、近隣住民との良好な関係維持を気に留めておかなくてはなりません。

賃貸住宅では、自分では言いづらいことも管理会社に間に入って伝えてもらえますが、持ち家の場合は自分たちで対処しなくてはいけないことが増えることも特徴です。

これから先も長く暮らしていくことを前提とすると、近隣トラブル等はできる限り避けたいものですよね。「近隣住民と上手にやらなくてはいけない」ことが負担となり、後悔する人もいるようです。

日当たりを考えられなかった

本来、間取り決めの際に考慮したい日当たりですが、デザインや間取りに比べ「窓の配置や大きさまでこだわらなかった」という人が多いことも特徴です。そのため、実際に暮らしてみると、日中なのに電気を点けないと暗くて生活できないといったケースもあります。

また、南向きに窓を設けたものの、周りの住宅の影響で思ったより光が入らないということもあるでしょう。家を建てる土地やその周りの状況を踏まえて、窓の配置や大きさを検討しておくことが日当たりで後悔しないポイントといえます。

騒音や虫が多い

外部要因でもある騒音や虫の発生は、立地の影響が大きいものです。実際に暮らしてみると、車の走行音や電車や踏切の音、学校のチャイム等の日常的な騒音に悩まされるケースも少なくありません。音に関しては感じ方も人それぞれ異なり、ましてや相手のいる問題となるため改善することが難しいものの一つです。

そのほか、自然豊かな環境に魅力を感じて住宅購入するのであれば、「虫は発生するもの」と予め許容しておくことも大切です。

持ち家は簡単に引越すことができないため、住宅購入の際は土地や建物のみではなく、周辺環境もリサーチしておくことがポイントです。

利便性が悪い

住宅購入後に後悔している点で意外と多いものが「利便性」です。

賃貸住宅を選ぶとき、『駅から徒歩〇分以内の物件』と真っ先に言う方も多いのですが、購入となると土地の値段の差などから、妥協する人が多い点でもあります。本来であれば最寄り駅から徒歩10分以内が希望だが、15分以内なら5分しか変わらないから問題ないだろうと思っていても、実際に感じる5分の差は大きいものです。毎日、駅を利用する人にとっては、その5分の差を負担に感じ、後悔するポイントとなるケースも。

住宅購入の際は、実際に自分で駅まで歩いてみる、病院やスーパーへ行く場合のルートを車で確認する等、予めチェックしてみることが重要といえます。

住宅購入に失敗・後悔する主な理由は?

住宅購入後に「失敗した」「後悔している」と感じるのは、「それくらいなら大丈夫だろう」と安易に捉えてしまったことも理由といえます。

予測不能な事態が起こらないわけではありませんが、今回紹介した6つの項目は事前に防ぐことも可能なものです。後悔しない住宅購入をするためには、家族で希望の条件を整理すること、妥協点も本当にそれで良いか話し合っておくこと等、判断基準を明確にしておくことがポイントとなるでしょう。

住宅購入をして良かったこと

ここまで失敗事例や後悔した理由をご紹介してきましたが、住宅購入は後悔ばかりではありませんのでご安心ください。

失敗や後悔を感じたことはあるものの、メリットの方が大きいと感じられれば、住宅を購入して良かったと思えるのではないでしょうか。実際にどのような点にメリットを感じているか見ていきましょう。

家賃・更新料からの解放

住宅を購入した場合、固定資産税の支払いや建物の維持管理を全て自分たちでやる必要がありますが、それは土地や建物が自分たちの所有物だからです。

賃貸住宅の場合は、家賃や更新料を支払い、長期間入居したとしても、土地建物は家主の所有であり資産です。あくまでも賃貸借契約に基づき、特定の部屋に住む権利を家賃として支払っている状況といえるでしょう。

家賃と同様、毎月住宅ローンの支払いがあるといえ、完済後には土地建物が自分たちの資産となる点はメリットではないでしょうか。

家をカスタマイズできる

自分たち好みにカスタマイズできる点も住宅購入のメリットです。賃貸住宅の場合は、オーナーの許可なく建物に手を加えることはNG。また、許可を得られたとしても、基本的に退去時に原状回復をする必要があります。

実際、壁に棚を設置するなど、ビス穴を開けなくてはならないカスタマイズが許可されるケースは少ないため、住宅を購入して好きなようにDIYしたいという人も多いのではないでしょうか。暮らしながら工夫を加えることもできるため、自分たちに快適な空間づくりを楽しめるでしょう。

キッチンが使いやすい

キッチンは毎日使う場所でもありますよね。賃貸住宅の場合は、間取りに応じて一般的な規格のキッチンが設置してあります。土地を如何に有効活用するか考えられている賃貸住宅では、余計なスペースがないことも特徴です。そのため、「システムキッチンでも収納が足りない」「キッチンに収納棚を設けるスペースがない」など、不便と感じることがあるかもしれません。

戸建て住宅や分譲マンションでは、豊富な収納、ゆったりとしたスペースの確保、家事動線を考慮した「使いやすさ」に重点を置いているケースが多いことが特徴です。日々繰り返す家事だからこそ、ストレスを感じない使い勝手は魅力といえます。

購入した家は資産になる

先ほどもお伝えしたように、住宅購入するということは、いずれ自分たちの資産になるということ。もちろん、住宅ローンの完済を終えたのちの話にはなるため30年以上先ではありますが、資産になれば自分たちの好きなように運用が可能です。将来的に、売却や子どもに譲る等、計画的に考えておくと良いでしょう。

また、賃貸住宅は高齢になると契約自体が難しいケースがあります。民法改正により、賃貸借契約締結条件として保証会社加入必須としてる物件も多く、審査対象の年齢を超えると自らの名義での契約ができません。高齢になってからの住まいの心配が不要という点もメリットの一つです。

住宅購入の失敗についてまとめ

住宅購入は、誰もが何度も経験するものではなく一生に一度の買い物です。

しかし、家のこと・お金のことなど、住宅購入について知識を持ち合わせている人ばかりではありません。そのため、失敗しない住宅購入をするためには、自分たちの知識や感覚だけを信用することなく、第三者のアドバイスを受けることもポイントといえるでしょう。

住宅FPなどの力を借りて、将来を見据えた家族に最適な家を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

山﨑 亜希(やまざき あき)
<プロフィール>
山﨑 亜希(やまざき あき)

保有資格:FP技能士3級、宅地建物取引士 (宅建士)、管理業務主任者

2014年の第2子出産を機に、不動産賃貸経営管理を中心とした事業を展開する不動産会社へ転職。賃貸マンションの維持管理をはじめ、分譲マンション管理組合の運営サポートなどを幅広く経験。同不動産会社に勤務しながら、2019年よりライター活動をスタート。

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まとめ
引用元:おうちの買い方相談室(https://ouchino-kaikata.com/)
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